”映画『PARKS パークス』再び”

7月に観た映画『PARKS パークス』が、ひかりTVとamazon videoのレンタルのラインナップに加わっていました。

DVDの発売はまだアナウンスされていないので、ひかりTVで早速レンタルしました。7日間で1,620円と結構なお値段です。

前に劇場で観てよく判らなかったので自宅で何回も観ました。

それでも、よく判らない。そもそも判るように作っていない。万華鏡のようなファンタジー映画です。

通奏低音は「PARK MUSIC」です。アレンジを変えて何回も出てきます。オリジナルのオープンリールと、橋本愛さんの弾き語り、練習中のバージョン、「ポップでダンサブル」なフェス用のアレンジ、最後のミュージカルシーンでの最終バージョン(?)。ミュージカルシーンバージョンへ曲が収斂してゆく過程が映画のストーリーのキーになります。

フェスの失敗が、フェス用のアレンジの失敗を暗示しています。ミュージカルシーンバージョンが公園そのものを表現しています。「PARK MUSIC 始まるストーリー」のフレーズが公園そのものなのです。

永野芽郁さんの小説と妄想が、過去と現代のミクスチュアを呼び起こします。出演者は皆この小説の登場人物なのです。そのように物語が再帰的に構成されているので、一回観ただけでは何のことやら判らない。

出演者は素晴らしい。橋本愛さんは等身大の女子大生を素であるかのように好演しています。二十歳を過ぎても学園モノに出演する女優さんが多い中で、橋本愛さんは寄生獣以来女子高生役を全く演じていません。10代の観客を動員できる学園モノに出演しないのはきっと彼女のポリシーなんだと思います。本作ではギターの弾き語りを披露しています。その歌は決して上手くはないけれど、可愛らしい透明感があります。

永野芽郁さんはちょっとミステリアスな役を好演しています。素性が全く判らない。突然現れて消えてしまう。高校生だと思うけど全くそんな素振りはありません。家庭環境も不明です。そんな彼女は表情が自然で眼がくるくるとして魅力的です。彼女、どこか能年玲奈(のん)さんに似ていますね。

そして染谷将太さん。どこかダサげなスタジオのアルバイターが板についています。

吉祥寺の映画と言う事で、サブカル色の強い選曲も特徴です。パスカルズなどつい懐かしくなってしまいます。(昔ニョーボがたまの大ファンだった。)

そして懐かしい吉祥寺の街と井の頭公園。吉祥寺は、練馬区に住んでいた14年の間よく通った街です。ロンロンはアトレに変わってしまったけど、街並みとアーケード街が懐かしい。駅の北口のバス乗り場と西武バス、関東バス。東京を離れて15年以上経つけど、東京の他の街に比べて吉祥寺の街は昔の面影が残っています。

ネット上での評価を見ると、いい映画だと言う意見と訳判んないと言う意見が相半ばしています。私はいい映画だと思います。すんなり入っていける映画ではありませんが、知的なファンタジー映画だと思います。


”映画『PARKS パークス』”

連休中、やっと岡山で公開された『PARKS パークス』を観に行きました。

上映は19時55分からの一回のみです。夕食を済ませて公開中のミニシアターに赴きました。

時間が遅い事もあって客はパラパラです。中年男性が目立ちました。

映画は、橋本愛さんが自転車で井の頭公園を駆け抜けるシーンで始まります。

クールなイメージの強い橋本愛さんですが、この映画では少し抜けている等身大の女子大生を演じています。

橋本愛さんの可愛い声のギターの弾き語りがいい。

共演の永野芽郁さんも可愛くて存在感がありました。

寄生獣以来の共演となる染谷将太さんもラップを披露して頑張っていました。

映画のストーリーは、後半、幻影と現実が混在し分かり難かった。

とは云え、東京に住んでいた頃よく通った井之頭公園と吉祥寺の街が懐かしかった。

岡山での公開は一週間しか無いので、2度観に行く事は難しい。

DVDの発売が待たれます。


”『古都』”

映画『古都』が6月2日にレンタル解禁されたので早速借りて観賞しました。

本作は公開時なかなか暇がなく、えらく早く上映が打ち切られたので結局観られずじまいだったのです。

川端康成の小説の双子の姉妹のその後、それぞれ娘を持って将来に悩むといった筋書きです。

双子の姉妹、千恵子と苗子には松雪泰子さんが2役で演じ、千恵子の娘には橋本愛さん、苗子の娘には成海璃子さんがキャスティングされています。

将来に悩む橋本愛さんは日本文化を紹介するイベントに書道の先生にくっついて行き、画学生として留学していた成海璃子さんと交錯します。

私はこのDVDを2回観ました。大体、1度目より2度目の方が面白い場合はいい映画、好きな映画である事が多いのですが、本作は1度目はなんだかなぁという感じで2度目はもういいやって感じでした。

オープニングはマンションが建ったり駐車場になったりした京都の街並が映し出され、問題提起が感じられたのですが、観ていくにつれ外国人への日本文化紹介映画のようになって行きます。

唯一の見処は橋本愛さんの美しさです。エンディング近く、パリで日本舞踊を披露する橋本愛さんには見惚れます。

しかし、『美しい星』といい本作といい、常に「美しい」事を要求される橋本愛さんはさぞかし大変でしょう。

そういう意味で、「美しい」事を要求されない『PARKS』が観たいのですが、岡山ではまだ上映されていません。来週大阪に出張なのでついでに観ようと思ったら、こちらは終わっている。

思う様には行きませんなぁ。


”『美しい星』”

映画『美しい星』を劇場にて観賞してきました。

三島由紀夫の原作を大胆にアレンジしたこの映画、面白い事は面白いのですが、「いい映画」かと問われれば一回観ただけでは判りません。

主人公重一郎が、原作から大きく変化されています。原作でのやや芸術家肌の重一郎が、ややお調子者っぽいお天気キャスターに変わっています。原作では重要な働きをする円盤もあまり重視されていません。

そして羽黒助教授達はくちょう座61番星近くの惑星から来た宇宙人との論戦もありません。

全体的に原作の持つ高度に知的な側面は薄められ、家族を巡るペーソスのあるエピソードが中心に描かれています。

その中で、橋本愛さん演じる長女暁子は、原作を読んで暁子は橋本愛さんしかいないと思えるキャラクターで、一番原作との乖離が少ないと思いました。

非常に美しい、そして、その事に負目を感じている、それが故に自分の美しさを再認識するといったアンビバレンスを見事に表現していました。

原作での地球の危機は核兵器による「ボタン戦争」でしたが、これは地球温暖化に置き換えられています。これは、時代背景から考えても当然でしょう。しかし、「人間が殺し合う事によって人類が滅亡する」というテーゼがぼやけてしまいました。

橋本愛さんを始めとしたキャストは好演していました。亀梨和也さんは私はあまり好きじゃないのですが、存在感を見せていました。リリー・フランキーさん、中嶋朋子さんなどなど役にピタリと嵌っていました。

ただ、前にも書いた通り原作のメッセージがややぼやけた事は否めません。

映画の質としては及第点でしょうが、突出しているかどうかはもうちょっと観ないと判りません。





”『バースデーカード』DVD発売!”

本日、映画『バースデーカード』のDVDが発売されました。同時にひかりTVでのVODによる視聴も可能になりました。

私は、取り敢えずひかりTVのVODで2700円で購入しました。これで無期限でHD画質で何時でもすぐに観られます。「ひかりTVどこでも」により外出先からでもiPadなどで観る事が出来ます。

BDは出ておらず、DVDなので取り敢えず買い控えました。DVDにはメイキング映像が収められている筈なのでいずれ買うつもりです。

早速本編を鑑賞しました。

とはいえ、「リビング試写会」で我が家のTVで4回も観ているので新鮮味はありません。

私は以前この映画を「悪く言うと”屁のような”映画」だと書きました。筋書きの芯のようなものが弱い気がしたからです。

しかし、これは私が「女性の成長物語」をあまり観た事がないのでそう感じたのだと思います。男性の成長物語はヘッセの教養小説をはじめとして何度も描かれてきた主題です。フロイトの心理学などでも基本的に男性の成長を扱っており、女性の成長過程については等閑にされてきたきらいがあります。橋本愛さん演ずる紀子の成長と、背後にある宮﨑あおいさん演ずる母の像の関与は女性の思春期の成長に関する新しい物語を生み出したと思います。

諏訪や小豆島の美しい景色の中で描かれた紀子の成長物語は清しい印象を与えます。清潔感がありあざとさがないので何度観ても飽きません。

また、日本アカデミー賞優秀助演女優賞に輝いた宮﨑あおいさんの好演も見逃せません。

私のビデオライブラリの中でも重要な作品となりそうです。



プロフィール

marrella

Author:marrella
多部ちゃんと橋本愛さんと音楽と写真が大好きなオヤジです。
徒然にお二人の事や身の回りの事を書いています。
横着者なもので、スローペースでやっていきます。
よろしくお願いします。

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