”母死す。”

長く入院生活を送っていた母が亡くなりました。享年86歳でした。

生まれつき心臓が悪かったので、この歳になるまで生きたのは奇跡だと医者は言いました。

幼くして父親を亡くし、空襲に遭い、疎開生活を送るなど決して平坦な人生ではありませんでした。

人生の後半はそこそこ幸せだったのではと思います。

私は、危篤の電話を受けてから忙殺されていました。

今、葬儀が終わり一息ついたところです。

これからも諸手続きや行事が待っています。

映画も観に行きたいけれど、そんな余裕はありません。

だけど、今ここで人生について考えてみるのも良いかもしれません。


”私の好きな女優さん第6回”

私の好きな女優さん、第6回目は蒼井優さんです。

蒼井優さんの魅力は一言では言い表せません。
繊細なガラス細工のような、思わず守ってあげたくなるようなキャラクターから、男勝りの豪快なキャラクターまで演じ分けているからです。そして、どんな役を演じても彼女の持つ雰囲気が感じられます。オーラと言っても良いかも知れません。そのオーラこそが彼女の魅力なのです。

映画デビューは『リリィ・シュシュのすべて』でした。繊細な壊れてしまいそうなキャラクターで、役の上では実際に壊れてしまいます。岩井俊二監督のこの映画はあまりにも「痛い」ので好きな映画なのですが、あまり観ません。しかし、岩井俊二監督は蒼井優さんの魅力を的確に引き出したと言えるのではないでしょうか。

岩井俊二監督による第2作目は『花とアリス』です。この作品での彼女の可愛らしさは伝説と言って良いでしょう。繊細なんだけどもお茶目で、サバサバしたところもあり、その表情の変化に虜にされてしまいます。圧巻は最後のバレェシーンでしょう。ここで彼女は世のロリコン諸氏を骨抜きにしました。

『変身』でも彼女は守ってあげたくなるようなキャラクターを演じています。超美人ではないのだけれども惹かれるのです。そして、玉木宏さん演ずる成瀬純一に精一杯尽くすのがいじらしい。

ところが、『亀は意外と速く泳ぐ』のクジャクは、サバサバした豪快な役柄です。それでも魅力的なのは彼女の持つオーラのせいでしょう。

その後も、『フラガール』では見事なダンスシーンを見せてくれました。

『虹の女神』では再び繊細で守ってあげたくなるような盲目の少女を演じました。

『春を背負って』では、しっかり者の山小屋のスタッフを演じました。この頃からは若い頃のようなガラス細工の様な繊細さは、素朴な生成り感に変化してきました。本質は変化していないのですけれどね。

gonbeさんがご紹介なさっている『考えるカラス』では、生成りの可愛らしさを見ることが出来ます。

彼女は、ここで取り上げた作品以外にも多くの作品に出演されています。どの作品を観ても彼女の魅力に魅了されます。

12月には、『アズミ・ハルコは行方不明』で7年ぶりの単独主演を果たします。まだまだ活躍は続くでしょう。



”私の好きな女優さん第5回”

私の好きな女優さん、第5回目は上野樹里さんです。

私は上野樹里さんによって日本の若い女優さんに開眼しました。

それは2004年、『スウィング・ガールズ』が大ヒットしました。当時邦画は観なかった私ですが、スィング・ジャズの映画という事で期待せずに観てみました。

映画自体も面白かったのですが、上野樹里さんの天衣無縫の演技にやられちゃいました。鈴木友子の演技として、一点の瑕疵もありません。飽きっぽくて、テキトーな友子がジャズに目覚め、テナーサックスを吹けるようになり、ビッグバンドジャズでステージに登るまでを見事に演じていました。

私は、すぐさま上野樹里さんの虜になり、DVDのプレミアム・エディションや『スウィング・ガールズ ファースト&ラストコンサート』のDVDを買い求めました。

上野樹里さんの演技は、上手いとかの次元を超えて圧倒されました。とても「演じて」いるように見えない。鈴木友子そのものとして存在していました。これは天性のものとしか言い様がありません。

そして、上野樹里さんが出演する映画をことごとく観ました。『亀は意外と速く泳ぐ』、『笑う大天使』、『サマータイムマシンブルース』、『幸福のスイッチ』、『虹の女神 Rainbow Song』などなど。

どの映画でも抜群の演技力を発揮していました。

また、共演者の方が出る映画も片っ端から観ました。それで『夜のピクニック』の多部ちゃんに遭遇したのです。

そして、『のだめカンタービレ』です。もともとマンガのファンだった私は、マンガから飛び出した様な上野樹里さんに魅了されました。

さらに『ラスト・フレンズ』で新境地を見せてくれました。このドラマは名作だと今でも思っています。性同一性障害の岸本瑠可役を見事に演じてくれました。シスアスな演技も見事にこなす事を証明しました。

そして、満を持して大河ドラマの主演に抜擢されました。これが見事に不評で大河が終わって暫くの間メディアから遠ざかっていました。私は大河を観ませんから、何故にここまで不評だったのかは詳しくは知りません。私は数回観ましたが、不評の理由は判りませんでした。『のだめ』でのイメージが固定化されていたせいかも知れません。

そして、『陽だまりの彼女』でスクリーンに復帰しました。この映画は、なかなかの出来だと思います。柔らかい雰囲気で、ちょっとミステリアスな渡来真緒を素直に演じていました。

そして、『アリスの刺』でドラマに復帰、以後順調に仕事をこなしていらっしゃる様です。私は『青空エール』が好みです。以前の様な神がかり的演技は影を潜めてますが、そこそこには活躍されています。

ご結婚もされました。

上野樹里さんはマスコミの受けが悪く、「態度が悪い」など散々書かれましたが、演技者としてストイックな所があるのだと思います。何方かと云えば天才肌の女優さんだと思います。

これからも活躍していただきたい女優さんです。




”私の好きな女優さん第4回”

第4回目は宮﨑あおいさんです。ヒラタオフィスで多部ちゃんの先輩ですね。

宮﨑あおいさんも子役から活躍してきた女優さんです。

『EUREKA』、『害虫』での鮮烈な演技は記憶に残っています。

宮﨑あおいさんの魅力は、その文芸的な演技と可愛らしいその容姿です。

演技は天性のものなのでしょう。的確で余韻のある素晴らしい演技を見せてくれます。

容姿の可愛らしさは、『ただ、君を愛してる』、『初雪の恋 ヴァージン・スノー』などで顕著です。(映画としてはイマイチですが。)独特の可憐さを持っています。31歳になった今でも衰えていません。『バースデーカード』でも母親という役柄にも拘らず、可憐な姿を見せてくれています。

彼女の特徴は演技と容姿が密接にリンクしている事です。演技もまた可愛らしい。可愛らしくない役の場合は、的確な堂々とした演技を見せてくれます。

映画女優の印象が強い彼女ですが、昔は結構民放ドラマにも出ていました。『ケータイ刑事 銭形愛』などに出演していた事は今となっては信じられません。映画でも『NANA』などに出演していますが、本人は不本意なのではないでしょうか。

NHKでは、『純情きらり』、『篤姫』などで主演していますが、朝ドラと大河は観ないので語ることはありません。

彼女は今や日本を代表する女優さんになっているので出演作も多く、ここで紹介しきれませんが、『海でのはなし』、『ソラニン』、『天地明察』、『舟を編む』などが好きです。

これからも多くの作品に関わって良い仕事をする事でしょう。



”私のビートルズこの一曲 第8回”

今回はビートルズ最後のシングルかつ、名曲中の名曲 "Let It Be" を取り上げてみたいと思います。

この曲は人口に膾炙しているあまり毛嫌いする向きもあるようですが、私は真の名曲だと思っています。

この曲は、ビートルズが崩壊していくのを悲観したポールの所に亡母メアリが降臨し、「あるがままを、あるがままに受け容れなさい。」と囁いたのを元に創られたと言われています。亡母メアリは聖マリアに昇華されています。

曲はあまりにも有名なポールのピアノで始まります。このピアノは非常に繊細なタッチで弾かれています。単純な四分音符の並びにも拘らず詩情に満ちています。

歌詞は、"When I find myself in times of trouble Mother Mary comes to me Speaking words of wisdom, let it be"と個人的な体験から語られます。

それは次第に、"And when the broken hearted people Living in the world agree There will be an answer, let it be"と普遍的になっていきます。

後半に入ると、"I wake up to the sound of music, Mother Mary comes to me Speaking words of wisdom, let it be"と宗教的な高みにまで押し上げられます。「なすがままになせ」という叡智の言葉は聖母マリアによって語られるのです。私はこの辺まで聴くと目頭が熱くなる気がします。

ポールはこの曲をゴスペル風に仕上げたかったようで、ビリー・プレストンに意見を求めたそうですが、その結果、ゴスペル風のコーラスとオルガンがフィーチャーされました。

前半部が終わり、一瞬下属調に転調し、すぐ復帰しギターソロに入ります。この辺りの曲想はまさに奇跡です。
ギターソロが終わり後半部に入ると先に書いたように歌詞は宗教的な高みに押し上げられます。

"Let It Be" とは何と素晴らしい叡智の言葉でしょうか。"Que sera, sera" に似ているようで違います。「成るように成る」のではなく「なすがままになせ」なのです。甘い楽観論はありません。

私は若い頃、ちょっとあって心理的カウンセリングを受けた事があります。そのクリニックの壁には"Eb Tl Tel" と書かれていました。最初意味が判らなかったのですが、スタッフの方に "Let It Be" の逆スペリングだと教えられました。カウンセリングでも、"Let It Be" は大きな意味を持っているのでした。

この曲は聴き飽きたと思っている方も、歌詞を追い聴き直してみると良いと思います。

なお、この曲はオリジナルテイクで聴くべきです。ポールのソロコンサートで演奏されるものはこの曲の形骸に過ぎません。







プロフィール

marrella

Author:marrella
多部ちゃんと橋本愛さんと音楽と写真が大好きなオヤジです。
徒然にお二人の事や身の回りの事を書いています。
横着者なもので、スローペースでやっていきます。
よろしくお願いします。

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